30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

MENU

【社会福祉士の実習における事前学習のポイントその3】児童福祉と高齢者福祉における「自立」の違いについて。

f:id:social-walfare-work:20170812013403j:plain

今回はもっと実践的なことを取り上げます。

テーマは「自立」についてです。

 

実習先では児童を対象にした児童養護施設

特養ホーム、グループホームなど高齢者を

対象にした福祉施設で行われることもあります。

 

両者とも利用者の自立ができるように支援を

行いますが、 児童福祉と高齢者福祉では「自立」の

捉え方が違いますので、その違いについてお話しします。

 

児童福祉における「自立」について

 

児童が対象になったとき、

成人なるまでに社会生活でのルールを覚えることを指します。

 

自立するためには、大事なプロセスがあります。

それは「学校生活」「就職」です。

 

まず、学校生活で基本的な教養とルールを学び、

クラスメイトや先生と交流することで社会性を身に付けます。

 

しかし、児童の中には何かハンディキャップを

背負っていて、普通の学校生活が送れないことがあります。

 

特に自閉症など知的な遅れがある子どもは、学年が上がるたびに

勉強についてこれず、特別支援学校に移り、自立を目指していきます。

 

また、いじめ問題、家庭内の虐待、貧困なども

学校生活をやめる原因となり、自立への道を外れてしまうこともあります。

 

そして、無事に学校を卒業できても、次に就職という壁を

超えいかないといけません。

就職するには、学校生活より高度なコミュニケーション能力

や社会のルールをわきまえる必要があります。

 

健常者でさえ、就職で鬱になったりしますから、ここで立ちどまってしまう人は多く出てきます

 

この「就職」を達成することで、児童福祉においては自立が達成されたとみなします。

 

高齢者福祉の「自立」とは

一方、高齢者福祉の「自立」は最低限生活にするための能力、

環境があることを指します。

 

極端に言うと、高齢者福祉の「自立」はひとりで歩ける、トイレに行ける、ご飯が食べれる、入浴ができれば、

「自立」してると考えられます。

 

また、認知症や一人暮らしの高齢者にとっては、精神的な安定も大切な要素になります。

 

しかし、歳をとると身体が衰え、病気にもなりやすいので、

誰かのケアがないと自立が確保できなくなります。

 

だから、その家族や介護サービスなどの環境を用い、

支えてもらうことで、自立を目指していきます。

 

ちなみに、高齢者の自立は現存する能力を発揮させることが大切です。

新しいことさせて何かスキルを身に付けるよりも、今までできたことを

そのまま維持していくことの方が高齢者は安心します。

 

最後に

今回は児童福祉と高齢者福祉における自立の違いを解説しました。

 

児童福祉の自立はいわば大人になるための訓練であり、

高齢者福祉の自立とは違うと感じられたと思います。

 

また、高齢者の自立は「残りの人生を悔いなく過ごすこと」と

言ってもいいかもしれません。

 

この違いを実際に実習で感じて、日誌のネタにしてみるのも勉強になりますよ。