30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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健康とは病気がない事じゃない!簡単に健康について説明してみた。

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はじめに   

 

歳をとっても、介護の必要もなく、日常生活を送りたいもの。

 

だから、私たちは「健康」に気を使っています。

 

最近では平均寿命より健康寿命が大切だという

レポートもあるほど身近な言葉ですが・・・

そもそも「健康」とは何か、考えていきます。

 

健康とは

まず私たちはどんな時に「健康」を

感じているのでしょうか。

 

一般的には、身体に痛みや違和感がない、そして

気持ちも安定していると感じれば「健康」と捉えるはずです。

 

また、健康診断をして心身ともに異常がなければ、

診断結果から健康と考える方もいると思います。

 

しかし、WHO(世界保健機関)による健康の定義によれば、

健康とは「単に疾病又は病弱の存在しないことではない」

とあります。

 

つまり、裏を返せば、ガンや糖尿病などの身体に病気があっても、

普通に働いたり、何か楽しみをもって元気に暮らせれば、

健康だと言えるのです。

 

「長生き」イコール「健康」ではない

お笑い芸人・北野武がインタビューのコメントで

こんなことを言っています。

長生きするための努力なんかは馬鹿馬鹿しい、くたばりゃいいじゃねえかと思う。何かベクトルを決めて、そこを目指していく過程でくたばるならいいんだ。やることなく死んでいくほうがつらい。

参考URL:「恋い焦がれる」楽しさと悲しさ――70歳ビートたけし「純愛」を語る - Yahoo!ニュース

 

つまり、私たちは病気がなく、長生きすることよりも、

「やりがい」をもって生きることが大切だと言っています。

 

ここで注目したいのが「長生き」という言葉です。

 

わたし達が日常会話で「長生き」という言葉を使う時、

「病気がない、または悪化しないように年をとりたい」という

想いが隠れてます。

 

そして、さっき取り上げたWHOの「健康」と照らし合わせると、

「長生き」イコール「健康」ではないことが分かります。

  

さいごに

今回は「健康」について考えてみました。

 

結論として、

健康とは単に「病気がないこと」ではありません。

たとえ病気があっても、

生きる楽しみがあれば健康だと言えます。

 

わたしが老人ホームで働いていた時、入浴や食事以外に

やる予定はなく、一日の大半はテレビを見て過ごす

お年寄りを多くみかけました。

 

正直、これは健康な生活とは言えませんし、

長生きしてもつらいですよね。

 

以前、取り上げた老人ホームの利用者同士が恋をする

ドキュメンタリーをご紹介しました。 

 

この恋も健康に過ごすための大切なことだと言えますね。

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