30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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介護ビジネスの常識を変えた、たんぽぽ介護センター・筒井代表が語る「介護で大切なこと」

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成功しづらい介護ビジネスだけど・・・

 

現在、高齢化が進む日本では、

多くの企業が介護ビジネスに注目されています。

 

高齢者が多いから、介護業界は儲かると思う人もいるかもしれませんが、

決して楽なビジネスではなく、失敗して倒産する企業も少なくありません。

 

それは、なぜでしょうか・・・

 

一番の原因は、介護サービスの価格が自由に決めることができないためです。

 

国が3年ごとに価格を見直しますが、

これが介護ビジネスに大きな影響を与えています。

 

もし、利益を優先させると、利用者に満足できるサービスが限られ、

どうしてもサービスの質を下げないとうまくいきません。

(最悪、社会的弱者が搾取される貧困ビジネスもあります)

 

介護業界で「質が高いサービス」「ビジネスの成功 」の両立は

ありえないというのが、普通の考えなんですね。

 

介護ビジネスの常識を変えた・筒井代表

 

しかし、不可能だと思われていた

「介護の質」と「ビジネス」の両立を実現した人がいます。

 

それは、たんぽぽ介護センターの代表・筒井健一郎さんです。

筒井代表が経営する「たんぽぽ温泉デイサービス」は愛知県一宮市にある

1日約250人が利用する大規模の高齢者デイサービス施設です。

 

この人気の理由は施設内の豊富なサービスにあります。

 

まず、天然温泉やパチンコ、カジノ、カラオケ、

水中エクササイズ、陶芸教室等、頭の体操や趣味の教室等、

250種類を超えるリハビリ・レクレーションが充実してます。

 

さらに、リハビリをするともらえる「施設内通貨」があり、

貯めると、介護付きの旅行をゲットできる特典付き。


昼食は20種類に及ぶ手作りのバイキングで、

栄養満点のヘルシーメニューが高齢者に人気だそうです。

 

また、驚くべきことにスタッフの離職率も低い!

 

その理由は、子どもを預けられる託児所を完備、残業もなく、

さらに急用で休んでも良いルールがあり、

スタッフへの待遇がものすごくいいからです。

 

筒井代表が語る「介護で大切なこと」 

 

このありえない集客率とスタッフ定着率を実現には

筒井代表の人並みならぬ苦労と共に

「人を大切にする」という思いがありました。

 

だからこそ、筒井代表が語る「介護」は、

「忘己利他」という見返りを求めず、相手に尽くすことだと強調します。

 

つまり、自分の損得を超えて、相手の痛みを和らげたい・治したいという

内から湧き出る想いが、介護の本質だということです。

 

そして、彼がもっとも大切にしているのは「笑顔」です。

 

過酷な幼少期、中卒後、職業を転々とした時でも、

絶えず笑顔を大切にしてきました。

 

筒井代表は

「笑顔の有無が良い施設を見分けるバロメータである」と言います。

 

実際、彼が経営するたんぽぽ温泉デイサービスでは、

サービスを利用する利用者、スタッフも共に笑顔で明るい雰囲気が

伝わってきます。

 

筒井代表のビジネス思想、たんぽぽ介護センターのことを

もっと知りたい方は『感動が幸せな職場をつくる』を読んでみると

いいですよ。介護現場を良くするヒントが詰まっています。