30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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社会福祉士の試験が不合格でも、それは自分の財産になる

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不合格だって価値はある!

社会福祉士を目指す人たちにとって、

国家試験合格はとても大切な通過点です。

 

当然、一発で合格したいと思うものでしょう。

 

しかし、合格率は30%前後と低く、多くの人が落ちてしまうのが事実です…

 

第30回(平成29年度)社会福祉士の合格点は通年より高く、

合格圏内と思っていた受験生に大きなショックを与えることもありました。

 

それだけ「不合格」によるマイナスな影響はありますが、

ソーシャルワークの視点から見れば「不合格」は

自分の能力を引き上げる最大のチャンスなんです

 

「不合格」という結果を受けとめ、できない自分に気づくと、

試験勉強の質が上がります。

 

今回は、そんな「不合格」について考えてみました。

 

不合格=惨めでは何も成長はない

 

試験に落ちると、「惨めさ」を感じることがあります。

 

一生懸命頑張ってきた人ほど、

不合格という結果は受け止めがたいものです。

 

惨めさを感じると、もう一度、試験に挑戦する気持ちも失せて、

しまうこともあるでしょう。

 

もしかしたら、合格者や試験問題の作成者などに怒りをぶつける

人もいるかもしれないです。

 

しかし、不合格の惨めさに支配されては何も始まりません。

 

「不合格だった」という事実を受け止めることが大切です。

 

ここで、自分が「不合格」ではなく、

「不合格だった」と過去形するのがポイントになります。

 

「不合格」と言い切る形だと、自分に惨めなレッテルを貼ってしまうので、

「不合格だった」にすると、不合格が自分の物語として

受け取ることができます。

 

この視点をナラティブ・アプローチと言いますので、

覚えておくといいですよ。

 

そして、不合格を過去の出来事と捉えられたとき、

自分がなぜ試験に落ちたのか冷静に考えることができます。

 

これが「受容」です。

 

受容ができた時、本気で試験に向かうエネルギーが生まれ、

試験勉強の質が格段に上がります。

 

一つ自分の強みをもて!

 

 

もう少し、不合格を別の視点で考えてみます。

 

社会福祉士の試験では、運の要素もありますが、

とにかく過去問をひたすら覚えれば合格する可能性は大きいです。

 

なので、不合格は勉強不足が原因と言えるかもしれません。

 

でも、もし社会福祉士の勉強より夢中になることがあって

不合格になったなら、それは価値があります。

 

その強みを高めていけば、きっと誰かの役に立つはずです。

 

ゼネラリストスペシャリストという言葉をご存知でしょうか。

 

簡単に説明すると、 ゼネラリストは広い範囲で平均的な能力を持った人。

スペシャリストは一つの分野でずば抜けて能力がある人を指します。

 

不合格になった方は、ゼネラリストではなく、

自分の強みをより高めたスペシャリストとして頑張ってみてはどうでしょうか。

 

社会福祉士の試験は出題科目が多く、興味のない分野も勉強しないと

いけませんが、そんな視点で合格を目指してもいいと思います。