30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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ソーシャルワークって「教育」と感じた瞬間について話してみた

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はじめに

 

ソーシャルワークとは何か。

 

これは社会福祉士を目指す誰もが

ぶち当たるテーマだと思います。

 

わたしが社会福祉士の学校にいた頃は、

漠然とカウンセラーのような

相談職というイメージを

もっていました。

 

しかし、いろんな角度からソーシャルワークをみて、

気づいたことがあります。

 

それは、ソーシャルワークって

「教育」という要素を持っていることです。

 

今回はソーシャルワークって「教育」と感じた瞬間について

話してみました。

 

ソーシャルワークは「気づくこと」が大切

 

ソーシャルワークというと

人や社会の関係性に働きかけることですが、

何のためにするのでしょうか。

 

その一つとして、「エンパワーメント」があります。

 

エンパワーメントは簡単に言うと「気づくこと」です。

 

「気づく」とは言葉では説明しづらいので、

この動画をご覧ください。

 

図書館で働く女性が、いつも本を借りに来る少女とメモのやり取りをして、

親しくなるストーリーです。

 

ある日、女性は

その母親が図書館に訪れたとき、

少女が耳が聞こえない事実に「気づき」ます。

 

この「気づき」によって、

図書館で働く女性が手話を学び始めるきっかけとなりました。

 

この動画のように、人は何か気づいたとき、

今まで眠っていたポテンシャルを発揮することがあります。

 

それはソーシャルワークにとって、

すごく大切なポイントです。

 

ソーシャルワーカーで求められる自己覚知や

スーパービジョンも「気付き」がカギになります。

 

教育も気付きが大切

わたしは、ボランティアで、

家庭教師のような個別支援でのスタイルで、

小学生の学習を手伝っています。

 

その中で算数は暗記すれば解けるものではないため、

教えるのが大変です。

 

子どもが計算問題につまずいたとき、

どこに解けない原因があるのか本人に気づかせることが

大切になります。

 

しかし、解けない原因を言葉で説明しても、

なかなか子どもには伝わらないんです。

 

無理に教えようとすると飽きて、

止めてしまうことも・・・

 

それでも、どうやったらこの計算を解くことができるのか、

色々試しながら教えてみると、

ふと「分かった」と気づく瞬間があります。

 

そう、教育という分野でも、

「エンパワーメント」が引き出すことができるんです。

 

問題の原因に気づいたら、自力で問題を解けるようになり、

とても満足そうな顔をみせてくれます。

 

ソーシャルワークが「気づく」ためにあるなら、

教育もソーシャルワークと言えるのではないでしょうか。

 

わたしは、教育もソーシャルワークだと思って、

子どもができない問題に「分かった」と感じてもらうような

ボランティア活動に励んでいます。