30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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洗濯物たたみロボットで人生の9000時間が節約できる代わりに失うもの

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今回のテーマは「洗濯物たたみ」です。

 

洗濯物たたみは家事の中でかなりの割合を

占めており、人生で9000時間も使っています!

 

今、この時間が節約できると期待の

洗濯物たたみを自動化するロボットが出てきました。

 

それが「ランドロイド」です。 

 

ランドロイドは、大きな冷蔵庫みたいな形をしていますが、 

仕組みはとてもシンプルです。

 

洗濯済みの乾いた衣類を

下の引き出しに入れてから、ダイヤルを回すだけで、

自動でたたみ、種類別で分けてくれます。

 

現在の価格は185万円と高く、

たたむ時間も長いなど

価格・機能的にも改善点が多いです。

 

しかし、将来的には低価格・高品質に

なって、一般家庭にも普及するかもしれません。

 

そうなれば、仕事と家事で忙しい人や、

身体が不自由な障害者・高齢者などにとって

役立つ家電になるでしょうね。

 

人の手で洗濯物たたみする良い点とは

ランドロイドに任せれば、

人生の9000時間を洗濯物たたみで使うことはありません。

 

9000時間も自由な時間を節約できるのは

すごく魅力的でしょう。

 

しかし、人の手で洗濯物を畳むのも

とても大切なんです!

 

わたしは高齢者デイで働いていますが、

利用者さんに「洗濯物たたみ」をお願いする事がよくあります。

 

きっと、他の高齢者施設でも

よくみかける光景かもしれません。

 

介護施設で洗濯物をたたむメリットは

・椅子に座りながらできる

・単純でわかりやすい

・身近で誰も経験した事がある

以上の3つがあげられます。

 

また、誰かが作業をやっていると、それを見た

他の利用者が手伝うこともあり、協力して

行うこともよくあります。

 

洗濯物たたみは時間のムダなのか

 

元気な若い世代にとって、洗濯物たたみは

ただの雑用で、時間の無駄と感じやすいかもしれません。

 

しかし、高齢者の洗濯物たたみを見ていると

その出来に、一人一人の人生が表れるので、

ムダではないと思います。

 

特に家事の経験が長かった女性高齢者は

早く、きれいに衣類を畳むので、

本当にスゴイです。

 

やはり、人生の9000時間をそれに費やしたから、

生活と作業がリンクしているのでしょう。

 

そういう意味で、人の手での洗濯物たたみは、

お年寄りになってから、価値が出てくるものと言えます。

 

逆を言えば、ロボットに任せれば、

高齢者と洗濯物たたみの関係性が絶たれ、

つまらない作業になるでしょう。

 

まとめ

 

自動洗濯物たたみ機「ランドロイド」が登場しましたが、

人の手で行うのも大切です。

 

バリバリに動ける人は、雑用だと感じると思うでしょう・・・

 

しかし、高齢者にとっては、

簡単にできる身近なリハビリであるし、生活を感じられる作業です。

 

そして、ランドロイドだけでなく、

さまざまな家事をロボットで自動化する動きがみられます。

 

生活をロボットに任せることは便利ですが、

安易に使用していると大切なものを失ってしまう

リスクを考えて行動したいものです。