30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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社会福祉士養成学校では教えてくれない、現場で役立つ2つの視点

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 「社会福祉士をとったけど、学んだことが活用できない」

「これから社会福祉士を目指すけど、どんなことを学べばいいのだろう」

 

社会福祉士養成学校ではなかなか

現場に使えるスキルを教えてくれる機会はありません。

 

だから、実際に現場で働いた時、学んだことが

活用できないことに驚くこともあります。

 

今回は、社会福祉士養成学校では教えてくれない、

現場で役立つ2つの視点を紹介してみました。 

 

関係性を見る

 

ソーシャルワークの視点は部分だけでなく、

全体をみることが大切です。 

 

「木をみて森を見ず」のような状態ではいけません。

 

物事を俯瞰してみることがポイントです。

 

例えば、自分の会話を録音して聞いてみると

すぐに理解できます。

 

まず、思っている自分の声と実際に録音した声とは

全然違うように聞こえるはずです。

 

あと、考えている時「えっと」など言うなど、

自分の話すときのクセが嫌になるほど見えてきます。

 

また、他人を俯瞰してみると、周りにある関係性から

その人の感情を想像することも可能です。

 

この視点が身に付くとクライエントだけでなく、職場のスタッフとも

良好な関係が作れますので、是非、意識してみて下さい。 

 

『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』では

俯瞰してみる大切さを分かりやすく説明してあるので、

興味のある方は、読んでみて下さい。 

物事の裏を考えてみる

 

社会福祉士の養成学校で国家試験に合格するのは

みなさん共通の目標だと思います。

 

だから、懸命に勉強した分、

合格できたら、嬉しく感じるものです。

 

しかし、合格で喜んでいる人がいる一方、

一生懸命頑張ったのに、

不合格で泣いている人も必ずいます。

 

まして、社会福祉士試験の合格率は半分以下だから、

悔しい思いをする方が多いでしょう。

 

そのような物事の「光と影」に注目するのは、

ソーシャルワークにおいて、とても大事です。

 

例えば、以前の記事で取り上げた

剣道の試合における「勝者のガッツポーズ禁止」は、

敗者への気持ちを考えた所作だと言えます。 

www.social-walfare.work

 

ただし、多くの人は「光」の部分しか見えないから、

灯台下暗しというように、物事の裏に気づかないんです。

 

実際の現場では、その影がソーシャルワークの対象と

なることもよくありますので、日頃から

物事の裏を意識した方がいいでしょう。

 

ポイントは現場に行き、いろんな人と会うこと。

 

これは理屈ではなく、「人はそれぞれ違う」という

実体験を重ねないと、「影」の部分はなかなか見えてきません。

 

また、スマホやインターネット通したオンラインな関係よりも、

近所付き合い、趣味サークル、ボランティアなど

直接に人と会う機会を増やした方がベターです。

 

まとめ

 

・関係性でみる

・物事の裏に注目する

以上の視点がソーシャルワークの現場ではとても大事です。

 

しかし、学校ではこの事を教えてくれませんので、

早い段階で意識したほうが、実習や現場でとても役に立ちます。

 

ファーストアクションとして

いろんな人に会ってみることが最善策です。

 

試験勉強も大切ですが、外に出て交流を広げることも

長い目でみれば、自分の成長につながります。

 

そんな風に考えてくれる社会福祉士が増えるといいなぁ~