30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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高齢者介護でイライラしないための3つのポイント。

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介護でイライラする原因は何だろうか。

 

高齢者を介護をするとき、介護を受ける側が拒否されたり、無視されると

思わず、イライラすることがあります。

 

介護者が親だった場合は特にイライラしてしまうものです。

 

イライラは貯めると、自己嫌悪や精神的なストレスになってしまうので、

早めに対処したいものです。

 

この解消方法って色々紹介されていますが、

実は介護する側が気持ちを変化させるだけで、

イライラ感を和らげることができます。

 

今回は介護でイライラしないための3つのポイントを紹介します。

 

1、介護を受けている人の言葉を鵜呑みしてはいけない

 

会話って高齢者介護にとって大切な要素です。

しかし、介護をうける高齢者は、本当に言いたいことを隠すことがあります。

 

特に多いのが、自分の寂しさを紛らわすために、

「ここが痛い」「苦しい」と援助を求める行為です。

また、自分の都合が悪くなると、嘘もつくこともあります。

その本音に気づかずに、言葉を鵜呑みして

何度も呼び出され、イライラする介護職員をよくみます。

 

また、介護する・される側が親子である場合、

子どもが親に振り回されて悩むことも多いんですね・・・

 

ここで大切なのは「傾聴」です。

 

相手の言葉の意味だけでなく、顔の表情、声のトーン、話すスピード

などもっと広い範囲で相手の話を聴くとことがイライラ解消のカギになります。

傾聴ができると相手の本音にぐっと近づき、適切なケアができるようになります。

 

介護を受けている側の言葉を100%信じると相手に振り回され、

自己嫌悪や怒りにつながります。

10%くらいは疑う気持ちを持ちながら、相手の話をしっかり聴いて、

本当の思いを感じ取ることが大切です。

 

2、介護したことへの感謝や見返りを期待しない

 

介護業界では、「利用者に感謝されることがやりがい」

と強調されることが多くあり、

利用者から感謝をモチベーションとしている介護職員もいます。

 

しかし、一生懸命、相手に介護しているのに、

何も感謝されないとイライラすることがあります。

 

ここで問題にしたいのが、介護する側の「思いやり」です。

お年寄りはこれをしたら喜んでくれると思うことです。

 

介護する側は「思いやり」を込めて介護を行うことで

相手から感謝されると思っていますが、決してそうではありません。

 

思いやりの介護って、一方的に自分がいいと思って行っているので、

相手にとって迷惑に感じることがあります。

例えるなら、人形のように扱われているイメージに近いです。

 

だから、思いやりを込めて介護しているのに、

相手には感謝されずにイライラする原因になっています。

 

まずは、「感謝」を期待して介護するのはやめましょう。

相手の気持ちをしっかり向き合い、その気持ちに合った

対応を真剣に取り組めば自然と感謝されるようになりますよ。

 

3、時間を意識しすぎない

 

わたしたち日本人はとても時間に厳しいです。

 

介護業界でも決められた時間に入浴や食事など終わらせないと

仕事になりません。つねに自己嫌悪になるくらい、時間に追われています。

 

事務業務であれば、自分のプラン通りに業務を進めることができますが、

介護の仕事は人間相手ですので、うまく自分の思い通りにはいきません。

だから、お風呂や食事介助も利用者に拒否されて、思い通りに仕事ができずに

イライラすることがあります。

 

また、時間の意識しすぎると介護はとっても雑になり、

介護される側にとっても迷惑になります。

 

まず、解決するために、自身の仕事の無駄を減らしましょう。

そして、正確に素早く行えるようになりましょう。

そうすれば、余裕が生まれて、イライラ解消につながります。

 

具体的な方法は以下の記事で紹介しています。ご参考まで。

 

www.social-walfare.work

 

最後に

 

今回はイライラ解消のポイントを紹介しましたが、

「傾聴」がキーワードになります。

 

 傾聴するためには、真剣に相手を見つめて、

言葉の意味ではなく、声の響きや表情なども大切に聴くことです。

 

何気に行っている挨拶でさえ、相手の気持ちを理解するヒントになりますので、

傾聴を意識して介護をすることも、イライラ予防に効果がありますよ。

 

もちろん、休みの日にはしっかり休んで、

ストレスを解消することも大切です。

うまくコントロールしていきましょう。