30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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社会福祉士の実習日誌について③【ソーシャルワーク実習で書くことがなかったら】

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ソーシャルワーク実習で書くことがなかったらどうしよう。 

ソーシャルワークの実習はその内容や考察を毎回書かないと

いけません。

できるだけ早く日誌を終わらせて、次の日の実習に備えたいと思うはず。

でも、繰り返し実習をしていくとだんだん書く内容がなくなって、

困る事があります。

 

なので今回はソーシャルワーク実習で書くことがなかったら、

どうやって対処するのか紹介していきます。

 

1、実習で印象に残ったセリフを書く。

 

実習中で交わした会話をもう一度思い出してみましょう。

どんな小さなことでも構いません。

その中で一番印象に残った発言をピックアップして、

なぜ印象に残ったのか考えていきましょう。そこに書くヒントがあります。

 

もし、思い浮かばないのなら、自分が話したセリフを振り返ってみましょう。

自分の発言を分析して、バイスティックの原則に照らし合わせてみたり、

「ここが良かった・良くなかった」など自己評価してもいいですよ。

 

2、病気や障がいなどのハンディキャップについて、感じたことを書く。

 

施設を利用している人は何かハンディキャップを持っています。

日誌ではハンディキャップを持つ人に会って感じたことを書いてみましょう。

 

高齢者関係なら、癌や糖尿病などの病気、認知症、生活保護、老老介護。

児童関係なら、虐待や知的障害などが挙げられます。

 

実際に問題を抱えている人たちを見て、その人の気持ちを

考えてみましょう。その家族でもいいです。

それだけでソーシャルワークの考察はバッチリです。

日誌で書くときは、最初に感じていたイメージを述べてから、

実際にハンディキャップを持つ人に会って感じたことを書くと効果的です。

また、病気だったら実習後に調べて、それを日誌に書いてもいいでしょう。 

 

3、分からないこと、できなかったことを素直に書く。

 

学校で学習したことって、実習では使うことができないこと多々あります。

また、指導員からいろいろ教えてもらったけど、理解できないことも必ず出てきます。

 

その日にあった実習で分からなかったこと、できなかったことは、

素直に書いてみましょう。

そして、実習後に自分なりにそのことについて調べてみましょう。

調べて分からなくても、決して無駄にはなりません。

逆に、自分の苦手な部分を知るきっかけになり、

解決することで大きな成長につながります。

 

わたしは実習生のとき、最初は知った、できたつもりになって、

分からなかったこと、できなかったことに真剣に向き合いませんでした。

でも、実際に働いたとき、同じような問題がでてきて苦しむことになったので、

逃げずに取り組んだ方が良いです。

 

4、利用者の良いところを見つけてみる。

 

実習施設で支援を受けている人を観察するとき、

どうしても病気や障害などネガティブなところに注目しますが、

あえて良いところを見つけてみましょう。

 

これはソーシャルワークでいう「ストレングス視点」といいます。

人の長所や強みなどポジティブな要素に目を向けてみると、

より相手を分かるようになっていきます。

 

実習先で支援計画を作ることが課題になっている人は、

絶対この視点をおさえておきましょう。

その人の良いところを見つけ、

活用することはソーシャルワーク支援の基本になります。

 

最後に

ソーシャルワーク実習で書くことがなかったら、まず難しく考えずに

気になった言葉や分からないことを素直に書いてみましょう。

利用者に関しては、その人のハンディキャップや良いところに注目して

書くことで何か見つかるはずです。

そして、疑問に感じたら、自分で調べる作業もしていきましょう。

必ずこの経験がソーシャルワークの理解につながっていきますよ。