30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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社会福祉士の合格発表で「合格点」に振り回されてはいけない

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はじめに

 

第30回社会福祉士の合格発表ありました。

 

通年、90点以上あれば合格できると言われた試験ですが、

今回はボーダーラインが99点と例年より高く、

90点台を取ったのに不合格で納得できない・・・

 

そんなことがネット記事で話題になってました・・・

www.zettaigoukaku.com

 

一応、高い合格点に納得いかない方々のコメントを見て、

合格圏内といわれた90点オーバーでの不合格による

ショックの大きさを感じました。 

 

それと同時に、「合格点」に振り回されて、

本質的な部分を見逃している印象も受けました。 

 

試験に受からなくてもやる気次第で何とかなる!

 

そもそも試験に受かることが重要なことなのでしょうか。

 

第30回の試験問題にも出ましたが、

社会福祉士は名称独占の資格であり、業務独占ではありません。

 

裏を返せば、無資格でも現場で使えるスキルや経験があれば

業務に就くことができるといえます。

 

たとえ社会福祉士を持っていなくても、現場でコツコツと

実力をつけ、相談業務に就く人たちはたくさんいます。

 

だから、試験合格できなくても、やる気次第で何とかできるんです。

 

あと社会福祉士を持っていると、

就職が有利になることを期待している人もいると思います。

 

しかし、地域包括支援センターの就職以外は

試験不要で取得できる「社会福祉主事」でほとんどカバーできます。

 

合格点で一喜一憂する時間があるなら、

自分はまず何をするべきか真剣に考えてほしいです。

 

試験結果よりも学んだ知識を現場で活かす力が大切!

 

社会福祉士の合格のために、幅広い知識を学びます。

もちろん、たくさん覚えた方が良いスコアを期待できますし、

みんな必死で暗記をしていると思います。

 

でも、学んだ知識を現場で応用できないと全く意味がないのです。 

 

確かに高い点数を取って不合格したら、

ついつい落ち込んでしまうものです・・・

もし、社会福祉士を目指すのなら、

バイスティックの原則である、ありのままを受け止める「受容」を

実際に活かして、次のことを考えるべきではないでしょうか。。

 

そして、合格した人も、たくさんの知識を覚えても、

現場で何も使えずに終わってしまうのは、すごくもったいないです。

 

合格・不合格の結果よりも、自分が学んだことを

現場で応用できるまで実力を広げた人が 

本物の社会福祉士だとわたしは思っています。

 

最後に

 

今回は社会福祉士の合格発表で思うことを書きました。

 

まとめると

・試験は合格しなくても、やる気があればカバーできる

・学んだ知識を現場で使えるようにするのが重要

ということになります。

 

あくまで試験は通過点です。

ついつい「合格点」が気になってしまいますが、

振り回されないようにしましょう。