はじめに
社会福祉士になるには、養成学校で基礎知識を学び、かつ国家試験の合格が必要です。
しかし、社会福祉士に合格しても学んだことが現場で使えない問題があります。
そんなことを以前の記事で紹介しました。
一般的に紹介されている過去問をひたすら覚える勉強方法では、現場じゃ歯が立ちません。
社会福祉士の仕事にはコツがあり、それをつかまないと上手くいかないのです。
でも、安心して下さい。
これから紹介する3つのコツを意識すれば、現場で活躍できるようになります!
1、コミュニケーションが苦手はNG
相談業務はコミュニケーションがとっても大切です。
人との話すのが苦手なら、クライアントや職場の人と良い関係は築けず、
仕事へのストレスは溜まってしまいます。
もしコミュニケーションに自信がなければ、
最優先で苦手な自分を変えていきましょう!
コミュニケーションの向上には挨拶が効果的です。
ポイントとしては
・口角を上げて、笑顔をつくる。
・自分から先にする
・本気で相手に伝えたい気持ちを持つ
この3つに気を付けて毎日繰り返せば、相手の印象も良くなっていきますよ。
詳しくは以下の記事で説明していますので、ご参考まで。
2、正しい敬語と電話対応を身につける
正しく敬語が使えないと、相手の印象はとても悪くなります。
会話は「~です」「~ます」調で、
基本的によく使われる敬語は覚えておいた方がいいです。
老人ホームで働くと、たまに仲の良い高齢者に、
親しみを込めて、友達感覚で話したくなりますが、
親しい中にも礼儀ありです。年配の方には注意して対応しましょう。
そして、もっとも厄介なのは電話対応です。
相談業務では電話対応が頻繁にある上、
相手と話しながら、それと同時にメモをとらないといけません。
とりあえず、敬語や電話対応は試行錯誤しながら、
数をこなして慣れるしかないです・・・
わたしの場合、秘書検定2級の学習をして、
正しい敬語や電話対応を身につけました。
秘書検定は民間企業だけでなく、
福祉施設でも使えるビジネスマナー全般を学べるので、
問題集はやってみる価値はあります。
3、人間関係をつくるスキルを磨く
社会福祉士の学校では児童・障がい・高齢者、社会福祉士の役割など
様々なことを学びます。
しかし、学校を卒業して、社会福祉士を合格しただけでは、
ソーシャルワークにおいて大切な「関係」を作るスキルは身につきません。
まず、関係をつくるには「直接人に会うこと」が大切です。
空いている時間があれば、地域に出て交流を深めていきましょう!
家族や友人だけでなく、自治会や地域のボランティアに参加するのも、
とても勉強になります。
学生さんは社会福祉士の試験スコアを上げる暇があったら、
関係を作る技術を磨いたほうがいいです。
社会人の方も仕事が大変だと思いますが、
空いた時間を地域のために使ってみてはいかがでしょうか。
わたしは休みの日に、無料で小学生・中学生に学習を教える
地元のボランティアに参加しています。
日頃、高齢者デイで働くわたしにとって、子どもに学習支援をする
というのはとても新鮮な気持ちになり、地域の抱える問題や、
ボランティア活動の大変さも体感することができました。
まとめ
社会福祉士の仕事が上達する3つのコツは
- コミュニケーション苦手を克服する
- 正しい敬語と電話対応を身につける
- 人間関係をつくる技術を磨く
以上になります。
テキストをひたすら覚えるだけではダメです。
実際に人と関係を通して、体験を積むことがポイントになります。