30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

ブログタイトル

社会福祉士の合格を励みに頑張り過ぎてはいけない

f:id:social-walfare-work:20180701224145j:plain

はじめに

 

社会福祉士のブログを見ると、

国家試験・社会福祉士の合格への

テクニックや勉強方法が紹介されています。

 

その中でも、

「試験合格」を動機付けて、

学習意欲を促す記事がとても多いです。

 

ただ、この動機付けで頑張っていると、

「試験」という環境がないと主体的に勉強ができない人なる可能性があります。

 

つまり、試験に依存してしまうのです・・・

 

社会福祉士の合格を励みに頑張っている人には酷な話になりますが、試験合格という動機について真剣に考えてみます。

 

「試験合格」という動機付けにある前提とは

 

学習意欲をあげる上で、「合格する」という動機付けは大切です。

 

ただ、この動機って

「試験」という環境があるからこそ、

主体的に勉強に励むことができます。

 

裏を返せば、合格すると「試験」という環境がなくなり、学習意欲も失いやすいです。

 

つまり、「合格したい」という動機付けは、

試験という環境が前提にあり、その環境がなくなれば、自然とモチベーションは枯渇します。

 

また「絶対合格」したい人ほど、環境に依存しているため、

少しでも試験環境が変化すると、大きな影響を受けやすいです。

 

2018年の第30回社会福祉士試験では合格点が通例よりも高い、

99点となり、合格圏内と思っていた受験生とってショッキングなことが起きました。

 

その後、試験に対してかなりの不満や批判がネットで話題となりましたが、

結局、試験に依存しているからこそ、梯子外しにあったとき、

周りのせいにしてしまうのです・・・

 

また、試験がないと主体的に勉強できない人は、

合格したら、学習意欲を上げるために、別の資格試験に依存します。

 

特に社会福祉士合格を応援するブログの大半がそれです。

 

しかし、試験に受かるための勉強方法では、

現場では使いものになりません。

 

大体、受験テクニックや過去問をひたすら覚えるだけの知識じゃ、

現場ではまったく使えないです。

 

大切なのは

試験という環境に頼らなくても、自ら進んで学ぼうとする意志であり、 

それは社会福祉士をとって、誰かの役に立ちたい気持ちと言っていいと思います。

 

このような強い動機が、主体的な学習意欲を引き起こし、

自分自身の能力を高めることができるのです。

 

資格をたくさん持つ人には要注意

 

社会福祉士だけでなく、ケアマネ、精神保健福祉士、その他セラピスト資格を

たくさん保有している人もよく見かけます。

 

普通だったら、凄いと思うでしょうが、

私の場合、そういう肩書きの多い人はあまり魅力的に映りません。

 

だって、資格の保有数が多いことが、

試験に依存している可能性が高いと考えられるからです。

もちろん、肩書をたくさん持っている人でも素晴らしい方はいます。

 

そして、依存している人は

むしろ、資格取得後も、他の資格に飛びつかず、

継続して磨く方がずっといいと思います。

 

とりあえず、肩書をたくさん持っている人は要注意です。

 

資格の多さに惑わされず、相手をみた方がいいでしょう。