30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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傾聴とは何か、仕事で使えるように簡単に説明してみた。

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はじめに

 

看護や介護には欠かせない、

人間関係をよくする上で、とても大切な「傾聴」

 

傾聴ができるとコミュニケーション能力が

格段にアップし、あらゆる人間関係も良くなります。

 

なので、今回は傾聴とは何か、簡単に説明してみました。

 

傾聴とは

 

「傾聴」とは相手の話をただ漠然と聞くのではなく、

相手の気持ちに寄り添って聴くことを指します。

 

しかし、「相手の気持ちに寄り添って聴く」と言われても

簡単にできるものではありません。

 

その理由は、相手が「この人なら本音を話せる」という気持ちがない

と素直に話せないからです。

 

普段、私たちは話をするとき、相手に嫌われたくないから、

自分の本音を言いません。

 

特に、看護や介護現場にいる患者は、本当の気持ちを言うと

面倒を見てもらえないと思って、我慢することもあります。

 

だから、傾聴するには相手が心を開いてくれるような

聞き手の姿勢がポイントになります。

 

傾聴は赤ちゃんを見本にするべし! 

では、傾聴するときに誰を見本にした方がいいのでしょうか。

 

答えは赤ちゃんです。

 

元々、私たちが生まれたばかりの時は

傾聴ができていました。

 

しかし、言葉を覚えると、

頭で言葉の内容を考えるようになり、

だんだん傾聴ができなくなってしまいます。

 

傾聴はある意味、赤ちゃんの頃に回帰して、

話を聴くことなんです。

 

赤ちゃんが体全体で、母親や周りの人の声を

感じているようなイメージで、相手の話を聴くことが

ポイントになります。

 

大事なのは「耳」よりも「目」からの情報

 

傾聴は、話の内容や声の大きさなど「耳」から入る情報よりも、

相手の「目」から入る情報の方がとても重要です

 

例えば、赤ちゃんは相手の声を聴くとき、

瞳孔が大きく開きます。

 

瞳孔が大きくなる理由は、目から相手の情報を

たくさん取り込もうとしているからです。

 

そして、瞳孔が開いている状態は、

相手に興味を持ち、心が開いてます。

 

この状態で、相手の話を聴くと、

相手が「話を聴いてくれている」と感じ、

信頼関係が生まれるのです。

 

なので、相手の目を見て話を聴きましょう! 

 

耳からの情報ではなく、目から伝わる情報を

感じることが傾聴への一歩です。 

 

もっと相手に興味を持ってみよう

 

みなさんは傾聴する時に、

どんな感じで聴いた方がいいと思いますか。

 

もちろん、笑顔で聴くのも大切ですが、

興味を持って傾聴すると、相手はもっと心を開いてくれます。

 

ポイントは相手のことを知りたい気持ちを持つことです。

 

「あの人はどんな人なんだろう」と興味をもって

話を聴いていると、自然と前傾姿勢になり、瞳孔も開き、

心が開いた状態になり、傾聴ができるようになります。

 

まとめ

 

傾聴は相手の気持ちに寄り添って聴くことであり、

話す相手が「この人なら本音で話せる」と感じてもらうことが

大切です。

 

そして、傾聴は赤ちゃんを見本にしてみるといいでしょう。

 

傾聴するときのポイントは

  • 相手の目を見る
  • 相手のことに興味をもつ

以上をおさえていれば、大丈夫です。

 

介護や看護など

相手との関わりの中で少しずつできるようになります。

 

まずは、傾聴へのステップとして、

挨拶をマスターしてみましょう。

 

普段、何気なく行っている挨拶ですが、

傾聴のトレーニングにとても効果があります。

 

具体的な方法は以下の記事でご紹介していますので、

ご参考まで。 

www.social-walfare.work