30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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YouTuber・ヒカルの祭りくじ動画、本当の目的は正義と悪の二極化にある

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もう上半期も終わり、

暑い日がやって来そうですね。

 

暑い日と言えば「祭り」ということで、

今回はユーチュバー・ヒカルの祭りくじ動画を 

取り上げてみようと思います。

 

ヒカルの祭りくじ動画とは

数年前、ユーチューバーであるヒカルさんが

祭りのくじをひたすら買占め、

当たりがあるのか検証した動画が大きな話題となりました。

 

続編もあり、最新作では警察も巻き込むなど

その過激さが増しています。

 

その結果、物凄い再生数をたたき出し、

この動画をきっかけにヒカルさんの

知名度が上がっていきました。

 

ヒカルの行動について

 

この動画の目的は祭りでくじを全部買切って、

当たりがあるのか検証するのがテーマです。

 

結局、全部買切れずに終わりましたが、

何十万も出して引いたのに、全く当たりがない事実から

くじ屋の不正を訴えています。

 

その暴露によ子どもが搾取されていることを

皆が知ることができたと支持がある一方・・・

 

グレーなことだから、わざわざ善悪をつけることではないと

それぞれ賛否両論あります。 

 

この動画の本当の目的とは

ヒカルさんの動画は、

「当たりくじがないという不正を暴くため」と

ありますが、それは建前のような気がします。

 

だって、くじ屋に当たりがないというのは、

みんな思うことだし、疑うなら買わなければいいだけ

 

もし、当たる保証もないのに、

何十万もくじにお金を掛けるくらいなら、

普通に買った方が合理的ですしね。

 

ヒカルさんは頭が相当切れる方なので、

そんなことは分かるはず・・・

 

では、なぜそんなことをするのでしょうか。

 

そもそも、ヒカルさんはくじ屋の闇を

暴こうとはしていないんです。

 

ヒカルさんは

すべてのくじを買うことができていないですし、

もし、1つのくじ屋を買い占めて「当たりがない」と証明できても、

他のくじ屋も同じであるいうことはできません。

 

本気でくじ屋の闇を暴くには、相当なお金と労力が必要です。

他の目的があると考えたほうがいいでしょう。

 

では、本当の目的とは・・・

 

くじの中身を暴露することで、正義と悪を二極化させて、

視聴者を増やしたかったからです。

 

そして「正義は勝つ」という言葉があるように、

人は正義の方に流れやすく、

集団の中で悪を叩く傾向があります。

 

ご存知のように、ユーチューバーにとって、

視聴者の数が収入につながっているのは常識。

 

だから、ヒカルさんは「正義」、くじ屋は「悪」という

特撮ヒーローのような臨場感を見せる方法を使ったんです。 

 

しかし、ここで注意してほしいのは、

ヒカルさんは正義のヒーローとして演じているだけで、

偽りの「正義」だということ。

 

結局、ヒカルさんは「視聴者を集めたい」という単純な理由から

正義と悪の二極化という手法を取っただけなんですね。

 

正義のように振る舞い、悪を吊し上げる動画を

まともに受け取ると、ヒカルさんの思惑にハマってしまいます。

 

あくまで、ヒカルさんによるフィクション動画と、

思ってみるといいと思います。