30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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ソーシャルワーク援助技術で、一番大切なのは「笑い」かもしれない

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いろんなソーシャルワークがあるけれど・・・

 

社会福祉士を取ってから、数年経ちました。

 

学校ではエンパワーメントやストレングスなど

沢山の理論やアプローチについて講義を受けましたが、

今になって思うのが「笑い」の重要性です。

 

実は「笑い」自体がソーシャルワークの援助技術であり、

社会福祉士はもっと活用するべきではないのかなと思います。

 

なので、今回は「笑い」について

ソーシャルワークの視点で考えてみます。

 

「笑い」はソーシャルワークに大きく関わる

 

例えば、あくびをしている人を見ていると思わず、

したくないのに自分もあくびをする時があります。

 

あくびが他人に伝染すると同じように、

笑いも伝染する効果があるんです。

 

「笑い」から他者へ伝染し、働きかけること自体が、

ソーシャルワークであり、社会福祉士は「笑い」に

対してもっと関心を持った方が良い気がします。

 

ちなみに、最近の研究では、笑うことにより、

脳内物質「エンドルフィン」が引き出されるとされています。

 

「エンドルフィン」は幸せをもたらす働きがあり、

伝染の要因にもなっている脳内ホルモンです。

 

つまり、笑いというのは、他者に感染し、

幸せをもたらす脳内ホルモンを分泌させる効果があります。

 

だからこそ、ソーシャルワーク援助では、

「笑い」を活用することがとても重要です。

 

笑いを活用するスゴイ人たち

 

福祉の現場では笑いを取り入れ、

工夫している人は沢山いると思いますが、

その中で、注目するべき人を紹介します。

 

婆ちゃんコント

 

最初に紹介するのは、

石川県にあるボランティア劇団が行っている

「婆ちゃんコント」です。

 

元々は踊りと歌だけを披露していましたが、

「お年寄りを笑わせたい」という理由から、

婆ちゃんコントは始まりました。

 

座長とその相方が身近な事をネタに漫才して、

今では年間200公演も行うほどの人気があります。

 

何よりも観客であるお年寄りの元気さに驚きます。

 

腰が曲がった杖歩行のお婆さんも、

コントのために頑張って会場に向かうほどです。

 

コントがあることで、それを楽しみにしている

多くの人にエンパワーメントを与えている素晴らしい

活動だと思います。

 

お笑いコンビ・レギュラー

 

 

 

「あるある探検隊」というネタで

一躍ブレイクしたお笑いコンビ・レギュラー。

 

そんな彼らがレクレーション介護士の資格を取り、

介護と笑いを組み合わせた新たな挑戦を行っています。

 

youtubeで彼らが考案した

レクレーションを見ましたが、実用性が高く

非常に参考になりましたよ。

 

実践の中で、彼らが大事にしているのは、

「失敗しても大丈夫な雰囲気を作る」を作る事だそうです。

 

失敗を笑いに変えることで、多くの人に笑ってもらいたい。

 

この視点は、社会福祉士において大切かと思います。