30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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認知症高齢者の転倒を防ぐのは大変だから、なんとか自己責任にならないかなぁ

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認知症介護で大変なのは「転倒」

 

高齢者介護施設では認知症の人と

かかわることが多いです。

 

もちろん、認知症って人それぞれ違い個性があって楽しいのですが、

大変な時もあります。

 

わたしは徘徊や暴言、暴力などいろいろ大変な経験しましたが、

転倒予防がなによりも大変なんです・・・

 

特に歩行が不安定な認知症の方は転倒するリスクが高く、

「危ない」と声掛けしても、すぐ忘れるため、

ずっと介護職が付き添う場合があります。

 

病院でも認知症患者が転倒しないように

見守るだけの看護師もいるぐらいですから、

介護や医療現場では転倒予防に多くのコストを

使っているんです。

 

一人の転倒予防だけに職員の時間が多く使われてしまったら、

本来やるべきこともできなくなりますよね・・・、

 

なので、今回は認知症高齢者の転倒予防について

いろいろ考えてみます。

 

転倒の恐ろしさ

利用者の転倒はとっても怖いものなんです。

 

最悪、転倒事故は裁判で訴えられ、

過去には1000万円以上の損害賠償を求められたケースも・・・

 

あと、今は施設を訴えるだけでなく、

直接、転倒事故を起こしたスタッフも訴えられることがあります。 

 

わたしの職場では、リハビリ中に1人の利用者を転倒させてしまい、

足を骨折し、入院する事故がありました。

その入院費や治療費は職場が全額負担し、家族にお会いして

何度もお詫びをしました。

 

転倒はお金だけでなく、

利用者やその家族の信用を失い、

そのリカバリーに相当なエネルギーを消費します。

 

だから、介護や医療の職員は転倒予防に

すごく気を使っているんですね。

 

せめて認知症の人の転倒は自己責任にしてほしい・・・

 

はっきり言って、転倒予防で

認知症の方をずっと見るのはしんどいです。

 

介護職は他利用者のトイレ・食事介助などやるべき仕事がたくさんあり、

ずっと一人に付き添うことはできません。

他の利用者を介助して、目を離したほんの数分間でも

勝手に歩き出してしまい、転倒することもあります。

 

そして、なにより大変なのは「帰宅したい」と訴えたときです。

突然、立ち上がって転倒するリスクが高くなるので、

つねに見守りをしないといけません。

 

でも、これだけ労力を使っても、転倒を100%防ぐのは無理なんです・・・

国や利用者の家族は良く考えてほしいと思います。

 

昔は転倒予防に利用者の身体拘束する方法もありましたが、

現在は尊厳を傷つけるためできません。

 

せめて、認知症の方が転倒しても介護スタッフに過失がなければ、

自己責任でお願いしたいです。