30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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社会福祉士の資格勉強には、本人も気づかない落とし穴がいっぱいある。

気づかぬ間に試験の罠にはまっているかも


社会福祉士の資格勉強って、実は落とし穴があります。

 

真面目に合格を目指している一方で、

気づかぬ間に罠にかかってしまうことも・・・

 

「社会福祉士を取れば、就職が有利」と思っている方は、

すでに罠にはまっています。

 

今回は、真面目に資格勉強する人が、ハマリやすい罠について考えていきます。

 

社会福祉士の資格は手段

 

「絶対、試験に合格してみせる」と意気込む方は罠にハマっています。

 

この罠は、試験合格が目標になっていて、

資格取得後のビジョンがない可能性が高いです。

 

もし、不合格になった時は、一気に目標を見失い、

どうしていいか迷ってしまう危険性もあります。

 

あくまで、資格は「手段」です。

 

所詮、資格は自分のやりたいことを実現するための”道具”に過ぎません。

 

社会福祉士で何をしたいか、曖昧だと、

折角苦労して取った資格も意味がなくなってしまいます。

 

就職に有利と思っている人もアウト

 

社会福祉士を取れば、就職が有利になって選択の幅が広がると思っている人も罠にかかっています。

 

確かに、社会福祉士の最大のメリットは「国家資格」であることです。

 

国家公認の資格なので、賃金アップや、医療ソーシャルワーカー、地域包括支援センターの職種に応募できるメリットはあります。

 

しかし、社会福祉士の現場は資格よりも、相談業務経験、実務スキル(対人スキル、電話応対など)が重視されます。

 

たとえ資格があっても、

未経験、相談スキルが浅い新人には、就職が厳しい業界です。

 

わたしも資格を取得してから、相談業務に就けず、10年間デイサービスで介護職中心の仕事でした(泣)

 

以前、記事でも書きました↓

www.social-walfare.work

 

残念ながら、社会福祉士の養成校は試験に受かるための学校なので、実践スキルを学ぶ機会は、実習ぐらいしかありません。

 

そして、学校卒業後、自力で相談スキルを身につけなければなりません。

 

社会福祉士の仕事に就きたいのならば、資格取得後、どうやって相談業務のキャリアや実務スキルを磨くのか、考えておくことが資格以上に重要です。

 

コスパの良さを宣伝する勉強方法にも要注意

 

社会福祉士のブログでは、

「1か月で受かる勉強方法」「一発で合格」

コスパの良いフレーズを付けて、試験勉強に関する本や

動画の宣伝をする方がいます。

 

ここにも罠があります。

 

「1か月で受かる勉強方法」「一発で合格」した方法は、

他の人にも通用する保証がないことです。

 

ネットのフレーズを鵜吞みにして、試験対策の商品購入するのはやめましょう。

 

「ブログ記事をきっかけに教材を購入したけど使えなかった」と後悔されたら、

紹介した側にとっても、いい気持ちはしません。

 

なので、購入前に「本当にこの教材は必要なのか」検討しましょう。

 

例えば、試験対策で過去問を購入する場合、

実際に本屋へ行って、実物を見て、

自分に合ったものを探した方が良いです。

 

ネットの情報は参考までにとどめて、

自分に合った勉強方法、教材を見つけていきましょう。

 

傷ついた自分を癒すために、資格にすがっていないか

 

他の社会福祉士のブログを見ていると、プロフィールに多数の資格を持っている人がいます。

 

介護福祉士、ケアマネ、ホームヘルパー等の福祉関連の資格だけでなく、ファイナンシャルプランナー、危険物取扱など多種多様に見られます。

 

しかし、多くの資格を取っても、勉強した内容がしっかり身に付いているのでしょうか。

 

正直、難しいと思います。

 

ぶっちゃけ、私が社会福祉士の学校や試験勉強で学んだ内容は、ほとんど忘れてしまいました。

 

社会福祉士に限らず、資格勉強での学習は、テストの点数を上げる効果は期待できます。

 

しかし、頭だけで理解している知識なので、時間が過ぎるとその内容を忘れやすいものです。

 

その結果、資格取得が本質的な学びや知識に結びついておらず、忘れてしまい資格だけが残ってしまいます

 

個人的な意見ですが、多くの資格を取得する人は、資格を「お守り」のように扱っているような気がします。

 

お守りは持っていると、安心感を与えてくれます。

 

だから、勉強による知識の獲得よりも、資格を集める方に夢中になってしまうの気がします。

 

そんな人たちは、就職がうまく決まらない、正社員になれない等で傷ついた自分を取り戻すために、資格取得にすがる罠にかかっているのかもしれません