30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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介護を受け入れてくれない高齢者に役立つ3つのアプローチ

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介護をしようとしたら、相手から反発されたことはありませんか。

 

特に認知症の方は、 介護を受け入れてくれないケースが多く、

無理に行うと叩かれたり、引っかかれることもあります・・・

 

できたら関わらず、そっとしてあげたいものです。

 

しかし、入浴、食事、トイレなどの介護を放棄したら、

高齢者の身体に悪影響を与えてしまいます。 

 

なので、今回は介護を受け入れてくれない高齢者に

役立つ5つのアプローチを紹介してみました。

 

1、無理に自分の介護を押し付けない

 

 

介護をしようとしたとき、相手が拒否を示したら、

焦ってしまい、うまく説得して対応したくなるもの・・・

 

しかし、無理に介護を行おうとすると、

相手はさらに反発を強めてしまい、逆効果になってしまいます。

 

介護を受け入れてくれない時、

無理に自分の介護を押し付けないこと

が大事です。

 

そして、なぜそうなったのか、相手の気持ちを考えつつ

別の方法を探っていく方が効果的になります。

 

2、自分自身を俯瞰して考える

 

 

介護を拒否されたとき、思わず

「あんたのためにやってあげているのに」

とイラッとしたことはありませんか。

 

そういうイライラは表情や態度に現れますし、

高齢者は敏感に反応して、さらに反発を強めます。

 

介護は感情労働とも呼ばれ、

支援者の感情コントロールがとても大変なものです。

 

特に親の介護ではお互いの関係が強いため、

苛立ちが介護職員よりも発生しやすい傾向があります。

 

介護を受け入れてくれないとき、とにかく

感情が高ぶらないように気を付けましょう。

 

怒りに身を任せず、冷静になり、

自分の方に何か原因があったのではないかと

考える視点が大切です。

 

相手の目を見て話しているのか

顔の表情は笑っているのか

めんどくさい気持ちで接していないか

 

そんな視点で自分の問題を探り、

修正することで相手の摩擦を減らすことができます。

 

3、時間をおいてから誘ってみる

 

 

介護を拒否する高齢者は、

感情が高ぶっていることがあります。

 

なので、無理をせずに少し時間をおいて、

相手が落ち着くのを待ってみるのも良い方法です。

 

相手と距離を置くことで、高齢者と

介護者のイライラも軽減され、

冷静さを取り戻すことができます。

 

認知症の方は、反発したことをすぐに

忘れることがあるので、再度お願いすると

うまくいくことがよくあります。

 

明らかに相手が介護を嫌がっていたら、

粘って説得するより、

時間をおいて再度誘ってみたほうがいいでしょう。