30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

ブログタイトル

教職に介護体験がなぜ必要なのか、考えてみた。

f:id:social-walfare-work:20171102125325j:plain

はじめに

学校の教師になるためには必ず「介護体験」を受ける必要がありますが、

なぜ受けるのか疑問に思ったことはありませんか。

 

教師が相手にするのはお年寄りではなく、ほとんどが子どもなので、

あまり意味はないと感じている人もいるはず・・・

 

しかし、高齢化が進む日本において、

教師の介護体験は大きな意味を持っています。

 

今回は教師になぜ介護体験が必要なのか、

その意義について考えていきます。

 

なぜ教職に「介護体験」が必要なのか。

教員になるためには社会福祉施設や特別支援学校

で7日間の介護を体験して、証明書をもらわないといけません。

 

でも、なぜ「介護体験」をする必要があるのでしょうか。

 

それは、高齢者がもつハンディキャップを体感して、

自分自身の体が満足に動くという「ありがたさ」に気づくためです。

 

介護施設にいる高齢者は

目が見えない、足や手がマヒしている、脳が上手く機能しないなど

いろんなハンディキャップをもっています。

 

実習生は介護体験を通して、ハンディキャップをもつ大変さを知り、

自身が五体満足でいるという凄さに気づくことができます。

 

いわば、高齢者はハンディキャップと共に生きている人であり、

身を持って、そのことを教えてくれる先生です。

 

この関係性を通して、わたしたちは

高齢者を敬う基礎を学ぶことができます

 

これから高齢化がすすむ日本にとって、

高齢者と接することは大切なことであり、

そこに介護体験で学ぶ意義があります。

 

介護体験はノーマライゼーションを広げるためにある

福祉用語に「ノーマライゼーション」という言葉があります。

 

これは健常者だけでなく、障がい者や高齢者などの人もふつうに

暮らすことを指します。

 

ノーマライゼーションは「みんながともに生きること」が

とっても大切な要素です!

 

私たちの社会は障がい者や高齢者を施設に入れて、

健常者以外の人を排除する傾向があります。

 

それは教育の現場でも同じです。

 

もし、知的障害があればみんなと学習が追い付かず、

特別支援学校に入れられることがあります。

 

目が見えない、耳が聞こえないという身体的な障がいで

普通の学校に通えない人も当然いるでしょう。

 

そんなハンディキャップをもつ子どもたちにも、健常者と

同じ教育を受けさせる努力が先生には求められています。

 

そして、その最初の目標として「障がい」を理解する。

 

つまり、言葉でなく、実際に障害がある人に接することで、

自分と障がい者の違いに気づくプロセスに意義があります。

 

介護施設にいる高齢者もハンディキャップとともに

生きている人たちです。

 

多くの障害に触れていくことで、自分と障害を持つ人の

違いに気づくことができます。

 

その気づきが、「そのギャップをどうやって埋めていく

のか」と考えるきっかけとなり、

ノーマライゼーションを進めることにつながるのです。

 

だから、「介護体験」ってやる価値はあるんですよね。

 

最後に

「介護体験」って、利用者のコミュニーケーションを

学ぶよりも、介護に触れて、健康である自分を実感する

ことが大切です。

 

教職を取る方は証明書をもらうから、仕方なく受けるという

姿勢ではもったいないので、真剣に取り組んだほうがお得ですよ。

 

あと、介護体験の前に、村上智彦氏の『村上スキーム』という本が、

大変勉強になりますよ。ご参考まで。 

目標設定やレポートの書くネタに活用してください。